あなたの脳にもある!「自動的に夢をかなえる仕組み」
自分の夢を叶えたことはありますか?
多くの人は夢を実現することなく、生活していくためだけの仕事をイヤイヤしながら過ごしているのではないでしょうか。
そんな日々の繰返しのなか、わずかに残ったなけなしの自由時間をスマホいじりで浪費したり。
せっかくの休日も、一週間の疲れをとるための睡眠で起きたら夕方になっていたり。
「今日も終わってしまった。朝になったらまた仕事か。
後悔する日々のスパイラルから抜け出せず、一つの夢すらかなわないまま、気づけば〇〇代。
こんな人生を、あなたの脳が変えてくれるとしたらどうします?
この本で説明されている「ブレイン・プログラミング」を実行することで、あなたの脳が夢を叶えるお手伝いをしてくれるようになります。
この本を読むべき人
- やりたいコトができていない人
- 自分が何をしたいのかわかっていない人
- 夢なんてかなわないと思っている人
- 自己啓発書を読んだことがない人
本書は15章で構成されていますが、わたしが個人的に特に重要だと思う、次の4章分について説明します。
- 自分の望みをはっきりさせる(第2章)
- 明確な目標を定める(第3章)
- 期限を決めて計画をたてる(第4章)
- 目標を視覚化する(第7章)
自分の望みをはっきりさせる
わたしたちは自分のコトをどれだけ理解できているでしょうか?
「自分のコトなら自分が一番わかっているんだ」と思ってしまいがちですが、実は誰よりも自分自身がわかっていないのです。
人生で自分が心から望むことに気づかない人は実に多い。
引用元:アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ(2017)『自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング』(株)サンマーク出版(P.39)
著者は、このことがブレインプログラミングを実践するうえで「多くの人が苦労する最初の難題」であると述べています。
でも、安心してください。
この難題を解決するための方法があるのです。わたしたちは、その方法を知らないだけなのです。
人生でほとんど何も達成できない人、人生からほとんど何も得られない人が多いのは、自分の望みをはっきりとわかっていないから。
引用元:アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ(2017)『自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング』(株)サンマーク出版(P.40)
それでは、具体的な方法について説明します。
【Action1】紙に「やりたいことリスト」を書き出す
それだけ!?
これが最初に読んだ時のわたしの正直な感想です。
これだけでわたしの夢がかなうわけないでしょ!
初めて購入した自己啓発書だったんです。ガッカリしましたよ。
わたしと同じように思った人も少なくないのではないでしょうか?
もちろん、これだけで夢はかないませんが、ここが「ブレイン・プログラミング」の重要なスタートなので、結論は急がず、焦らず慌てずいきましょう!
「やりたいことリスト」を書くときのルールは4つ
リストを書く時の注意点は4つあります。
- 「自分がやりたいコト・達成したいと思うコト」をなんでもいいので書く
- どうすれば達成できるのかは絶対に考えない
- 「キーボードでタイプ」ではなく、「紙に手書き」する
- リストは常に読み返し、内容を更新する
これだけです。
自分がやりたいこと、達成したいと思うコトをなんでもいいので書く
ルールはとてもシンプルなのですが、いざ書こうとすると意外に難しいですよ。
なんでもいいと言われると逆に何から書きはじめたらいいのか。
わたしの場合、ペンを持ってノートは広げたものの、しばらく書き出すことができませんでした。
なぜか?
ズバリ、これまでの人生で、しっかり自分と向き合ったことがなかったからだと思います。
- 本当に自分が好きなこと、本当に自分がやりたいことがわからない。
- あるはずだと思っていた自分の夢がボンヤリしたものでしかない。
リストを書き出すということは、この現実と真正面から向き合うことになるのです。
なんて貧相な夢や願望しか持ち合わせていなかったんでしょ・・・
この時のショックは計り知れないものでした。
夢をかなえるための準備を始めようとしているのに、叶えたい夢そのものがぼやけていたなんて笑うに笑えません。
これ以上、自分の情けさなさ・惨めさと向き合う勇気が持てず、リストを書き出すことから逃げてしまいました。
わたしみたいにリストが書き出せないという人は、下記の記事を参考にしてみてください。
わたしは、この方法で頭と心を整理した結果、ようやく「やりたいことリスト」の作成に臨むことができました。
どうすれば達成できるのかは絶対に考えない
「絶対に」です。
絶対に考えてはいけません。
とは言え、ついつい考えてしまうものなんですよね。
わたしもリストを書いているときに、
これは現実的ではないよな。だって、どう考えても、実現するために必要な行動○○○はできそうにないし・・・。
みたいなことを無意識に考えていました。
こうなると、リストを書くことに対して臆病になってしまいます。
だから、リストを書く段階では達成方法を絶対に考えてはいけません。
しつこいですが、絶対に考えないでください。
ただただひたすらにやりたいコトを書き出すことだけに集中しましょう。
そもそも、達成方法についてはあなた自身が考える必要はありません。
考えてくれるのは、あなたの脳なのですから。
脳には「GPS機能」が備わっているというのです。
カーナビは、目的地を登録するだけで、あらゆるルートを導き出してくれますよね。
スマホの地図アプリでも同様です。
あなたは、ナビの指示にしたがって車の運転に集中するだけで、行きたい場所にたどり着くことができます。
ただし、登録すべき「目的地=夢」が明確にわかっていなければ登録すらできませんので、永遠に目的地という場所にたどりつくことはできないでしょう。
なににもまして、叶えたい夢をはっきりとさせることが重要なのです。
「キーボードでタイプ」ではなく「紙に手書き」する
ドミニカン大学カリフォルニア校の実験結果によると、手書きするだけで目標の達成率が42%も上がるそうです。
手書きで書くことが好きな人や字がキレイな人は問題ないのでしょうけど、自分が書く字に自信がない人にとっては結構悩ましいですよね。
キーボードでタイプしたほうが見栄えはいいし、修正もしやすいですから。
でも、目標を達成するには手書きであることが重要なのです。
手書きすることで脳内の神経がたくさん活性化され、目標達成に向けて働くようあなたの潜在意識に指示を出すからです。
「手書き=脳へのプログラミング」ということなのでしょうね。
そういうことであれば悩むことなく手書き一択です。
でも、どうせ書くなら楽しみながら書きたいですよね。
これから夢をかなえていくための大事なパートナーとして、ペンとノートにもこだわってみたらいかがでしょうか。
「リストは書いたら終わり」ではなく「毎日読み返して本当の輝きを見つける」
自分の内面と向き合う恐怖を克服し、ようやく生み出した愛しいリストですが、「リストの内容=自分の本当の夢」というわけではありません。
書き出した夢の数だけ、重要度に違いがあるはずです。
「本当にやりたいコト」「好きで好きでたまらないコト」もあれば「興味があったのでとりあえず書いてみたコト」もあり、それぞれの夢に対する想いには温度差があるのではないでしょうか。
常にリストを読み返すことで、
- この夢は自分にとって重要ではなかったな。(リストから削除)
- この夢はこういうことではなくて、こうしたいんだろうな。(リストを修正)
と思うことがでてきます。
その時は、どんどんリストを更新していきましょう。
この作業を毎日繰り返していくことで、いつまでも削除されないリストが見えてくると思います。
それが、あなたにとって本当に叶えたい夢なのです。
ようやく、自分の望みがはっきりと見えるようになりましたね。(長かったよ・・・)