【積読】2022.6.23 キャンタービル屋敷の幽霊

Tsun-doku

Kindle unlimitedで無料本を検索していて偶然見つけた1冊。

電子書籍版は100円、ペーパーバック版は900円という価格設定です。

とにかく表紙のデザインにズキュンとやられてしまい、速攻でペーパーバック版を注文してしまいました。(もちろん内容にも惹かれましたよ。)

素敵ですよねぇ。ずっと眺めていても飽きません。不気味さはありませんが「おばけいそうだね」っていうコミカルな雰囲気がたまりません。使用しているフォントもマッチしていてなおグッドです。

さてさて、一応内容にもふれておきますが、本書は「オスカー・ワイルド」というアイルランド作家の短編小説で、笑いと涙のゴースト・コメディということです。

オスカー・ワイルドの代表作といえば「幸福な王子」でしょうか。

勝手なイメージですが、超メジャー作品の作家ということで、本タイトルの邦訳もたくさんあるのかと思いきや、調べてみるとほとんどヒットしませんでしたね。

新品では「光文社古典新訳文庫」のみで、あとは中古で「中公文庫」のアーサー卿の犯罪(1977年発行)に収録されている程度な雰囲気。

という状況を考えると、新訳での出版はとても貴重であるということ。

わたしみたいに初めて読んでみるという人にも、懐かしさからまた読んでみたいという人にもおすすめの販売形態ではないでしょうか。

短編小説を1話のみという形式なので非常に薄く、全部で76ページです。奥付込で77ページ。

わたしが購入したのはペーパーバック版ですが、正直つくりは安価な感じ。

ベタ惚れした表紙も読んでるうちに反り返ってくるし、手汗の多いひとは指紋も付きやすいでしょう。

それでもいいんです。

反り返ってきたら図鑑をのせます。

指紋が付いたらハンカチできれいにふきとります。

そんな手間も気にならない愛しさを感じております。

とりあえず2章まで読んでみましたけど、訳は読みやすいと思います。

世界の童話集を夢中で読んでいた小学生の頃にタイムスリップしたかのような読書時間を楽しんでいます。

ちなみに、本書は「BOOKS桜鈴堂」さんというブックレーベルから発行されています。

初めて聞くレーベルだったので調べてみると、これたまシンプルで素敵なホームページが。

「英米古典文学の隠れた名作たちを、こだわりの翻訳とお求めやすい価格でお届けします(ホームページ引用)」

とのこと。

価格設定からすると、電子書籍がメインなのでしょうね。

本書に限らず、素敵な表紙の作品ばかり。個人的にはペーパーバック版を集めて部屋に並べておきたいぐらいです。

♫本日のBGMはこちらでした。↓


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